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中国最大商戦ECイベント【ダブル11】から見る中国市場

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新型コロナウイルスの影響で世界経済全体が打撃を受ける中、
中国は新規感染を抑え込みつつあり、経済も回復に向かっています。

そうした状況のもと、毎年11月に開催される「ダブル11(独身の日)」は、コロナ流行後最大規模のECショッピングイベントとして今年も開催されました。

販売期間を2回に拡充し、「シングル」から「ダブル」へ

2019年以前のダブル11は、予約販売期間を含めて約1ヶ月に渡る長期間のイベントでしたが、オーダーピークは11月11日の当日のみでした。

しかし、ECプラットフォーム最大手の阿里巴巴集団(アリババグループ)は
今年は例年と運用方法を変更し、より多くのブランド・商品・割引特典にスポットライトを当てるために「予約販売→残代金精算」という流れを二段階に分けて実施しました。
11月1日~3日が第1弾、11月11日当日を第2段の決済としたことで、これにより多くの企業と消費者の出会い・繋がる機会が創出されました。

日本はGMVランキングで連続5年1位!

アリババグループのTモール(天猫)では、今年のダブル11は過去最大となる25万以上のブランド、500万店舗が参加し、そのうち3万ほど海外ブランドが中国向け越境ECを通じて参加しました。
総売上高は前年比26%増で過去最高となる4,982億元(約7兆7000億円)を達成しました。
中国向け越境ECにおける国別のGMV(流通総額)ランキングでは日本が2016年から5年連続で1位を獲得しています。

Tモールグローバル(天猫国際)によると、今年は84の国と地域から、実に約3万近くの海外ブランドがダブル11に参加しました。
新型コロナウイルスの流行によって、世界的に国境を越えての移動が制限される中、ますます越境ECの需要が高まっていることが感じられます。
多くの日本企業も越境ECでW11に参加しましたが、コロナ禍で訪日できない中国人消費者にとって、今年の越境ECサイトでの日本商品セールは非常に大きな楽しみの一つだったことがGMVランキングからも伺えます。

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